修正できないブロックチェーンで修正できる仕組み
知識が浅いうちは割と修正できる出来ないで混乱が生じます。修正できてしまえばデータを保証することはできません。
ブロックチェーンは修正できないのが売りとなっています。それではブロックチェーンでブログシステムを構築できないのでしょうか。それは違います。もとより、エコなサーバを実現し、優れたブログシステムを提供することが可能です。
データの修正は、正確には新たに投稿されることになります。この記事に対して最新の文章は「このチェーンに刻まれている」といったデータを持ちます。これにより最初に投稿した文章をver1。修正した文章をver2と、言ったようにバージョンを持つようになります。
改ざんできないデータとしてブロックチェーンに刻まれますが、現状見せたいものはこのバージョンの文章であるといった実装になります。言い方ですが、修正できないも正しいし、修正できるも正しいという事になります。
もとより優れたブログシステムになるのは
- 分散化したサーバ管理になること
- 間違えて修正しても以前の状態へ復元できること
- 膨大なデータを自前のサーバで保持する必要がないこと
などが言えます。
使われないデータにはアクセスされませんので、マイナーの負荷になりません。しかし必要な時に取得が可能です。また以前記事にした「高性能CDN化」により特定マイナーへの一極集中も起こりません。
バージョン管理の実装は現状のブログシステムでも導入できますし、実際に多く存在します。しかし運営サーバに膨大なデータを保持する必要があり、運営による改ざんや削除、サーバ障害などのリスクがあります。ブロックチェーンを利用していることが信用を桁違いに上げることがお分かりいただけると思います。